身長152㎝の独り言

気まぐれなオタクの覚え書きです。

2020.08.26.の記憶 ~如恵留くん及びTravis Japanに落ちました~

 その日、私はJr祭りを観た。そして、川島如恵留さんとTravis Japanに落ちた。
 
 視聴のきっかけはなんとも気楽な物だった。夏休み中で暇だったから。そして何より、無料配信されていたから。あとついでに言うと、目的はどちらかというとハイハイジェッツだった。トラジャのことももちろん知ってはいたし気になってはいたけど、当時の私はジュニアの中ではハイハイジェッツのパフォーマンスが一番好きだった。
 
 それなのに、なぜ急にTravis Japanにハマったのか………。いや、あれはハマったなんて生ぬるいものじゃなくて、真っ逆さまに落ちた感覚だったけれど。
 そのきっかけ、トリガーとなったのは「GET ALIVE」での如恵留くんの笑みだ。
 
 
 
 
 
 最初にこれだけは断っておきたい。
 当時、2020年8月の私はTravis Japanについて「ダンスが上手い」「スノストと同世代」「のえるくんの顔が綺麗」くらいの認識だった。顔も名前も知らないメンバーもいたし、彼らの曲として認識していたのは夢ハリだけ。
 
 そんな状態でJr祭りを観たものだから、私の記憶は事実とはかなり異なっていると思う。事実よりも、私の印象に基づく記憶の面の方が大きい。
 なので、私がこれから語ることは実際にこうだった、のではなく「初めてまともにTravis Japanのパフォーマンスを食らった人間にはこんな感じに印象に残ったよ」くらいで捉えていただきたい。すべてはオタクの戯言だ。
 
 
 
 
 
 さぁ、前置きはこれくらいにして。
 私がやられた「GET ALIVE」がこちら。ちなみに件の如恵留くんの笑みは59秒あたりから、ハンドマイクを外すときの如恵留くんに注目してみてほしい。
 
 
 
 
 
 「灼熱のビートに乗り」のあと、脱力したように見せた笑み。笑顔というよりも、思わず口角が上がった、というような表情。
 
 私はああいう顔をするアイドルが大の好みである。「GET ALIVE」みたいな、強い、挑戦的な曲の最中に笑うアイドルほど心臓のド真ん中に刺さるものはない。めちゃくちゃ好きだ。…………ということを友人に力説したら、「癖(へき)だね」と一蹴された。心外である。(でも確かに癖なのかも。まぁそれならそれでいい。好きなものは好きだ。私は攻めた曲中に笑うアイドルが性癖です)
 
 
 
 
 
 この曲はJr祭りでラストの方に披露された曲なので、ここに至るまでに私はだいぶ如恵留さんにやられていた。
 そもそも顔が好きである。これはJr祭りを観る前から数か月間くらい?思っていたことである。めちゃくちゃ綺麗な顔した子がいるな…と思っていた。
 そしてJr祭りを観てみたら、本当に綺麗だった。顔だけじゃなくて、佇まいから美しくて、内面からにじみ出るような美しい人だ……おお、なんとお美しい……と感激していた。彼の内面なんて知らなかったけれど、なんとなくそう感じていた。それが正しかったと知るのはとらちゅーぶを漁った数日後のことである。
 
 
 Jr祭りの中で私が最も如恵留くんの美しさを前面に感じたのは「アンダルシアに憧れて」だ。まぁ、そりゃそうだよね。
 あれも本当にすごかった。美しいんだけど、なんというんだろう。感嘆するような、ほぅと息が漏れてしまうような、魅入ってしまうような美しさではなくて。
 
 気迫にも近い気品を感じた。
 気高くて、高貴で、容易には近づけないのにあちらからは容赦なく迫ってくる。あの美にこちら側が入れ込んでしまうのではなく、あの美がこちら側に押し寄せてきて圧倒されてしまうような。
 すごく美しいのだけれど同時にすごく迫力がある。私はオペラハウスにいるのか?となった。オペラハウスに行ったことはないけれど。あとたぶんアンダルシアとオペラでは文化圏が違うけれど。夜の女王のアリアみたいな。崇高な美と迫力の共存。
 
 ………大げさかもしれない。あと私は夜の女王のアリアはちらりと見たことがあるだけなので勝手に引用してきて申し訳ない。でもあの圧倒され具合はすごく印象に残っている。それと、如恵留くんの「アンダルシアに憧れて」の印象は私の中で同じ類にある。
 もちろん最初に言った通りこれはすべて記憶であって記録ではないので、印象に残ったところが強調・美化されたものであろう。所詮は戯言に過ぎない。
 
 
 夜の女王のアリアはさすがに妄言だけれど、如恵留くんの「アンダルシアに憧れて」に圧倒されて、その美しさに魅せられていたのは本当の話だ。
 美しい……本当に美しい……綺麗だ…好き……… となっていたところに、心臓のド真ん中を打ち抜いてきたのが、「GET ALIVE」だったのだ。
 
 想像してみてほしい。
 
 自分の中でとんでもなく「美しい人」だと思っていた人が、力強い曲の中で美をかなぐり捨てたような笑みを浮かべたのだ。その衝撃ったらたまったもんじゃない。狂ってしまう。大興奮した。足元の地面が急に無くなって、気が付いたらそこは沼の中だった。ゲトアラ出の如恵留担の爆誕である。
 
 
 
 
 
 これは私の個人的な話なので興味のない方は読み飛ばしてくれて構わないが、如恵留くんの笑みにやられた経緯があるからなのか、私は「GET ALIVE」のパフォーマンスを見ると笑ってしまう。楽しくてニコニコする、というのではなくて、なんて言ったら伝わるのかな…。”勝ち”を確信して笑みがこぼれる、というか。ぶつかっても転んでもそれは”負け”ではない気がして。「GET ALIVE」のTravis Japanが強すぎて笑うしかない、というか。そんな感覚に陥る。
 そして何といっても私がTravis Japanを好きになるきっかけになったので、私は「GET ALIVE」が本当に好きだ。もちろん他の曲も大好きだし単純に「曲として」何が好きかと聞かれたらたぶん別の曲が答えになるけれど、思い入れを込みで「GET ALIVE」がめちゃくちゃ好きだ。
 
 
 
 
 本題に戻ろう。
 如恵留くんの話ばかりしているけれど、Travis Japan全員の魅力にやられたんだよ、ってことは言っておきたい。
 
 だってソロコーナーがあったんんだよ?グループで、何なら大勢のジュニアで埋めていたステージを、広い舞台を、たった一人で、余すことなく埋めることができる。一人一人にそれぞれの魅力があって、それが同等に確かなものである。なのに、7人集まって立てば一つのグループとして確固たる素晴らしいパフォーマンスをする。
 少クラで披露していた夢ハリくらいしか知らなかったような私でも、Travis Japanのレベルの高さはわかった。個人でもグループでも強いTravis Japan、最高じゃん……。
 
 ちなみにこの後とらちゅーぶを漁った私は「とらじゃちゃんみんな可愛い……まるっと可愛い………」と悶えることになる。トラジャは可愛い。
 
 
 
 
 
 ここまで書いて、読み返してみて、びっくりしている、自分のオタク具合に。確かにこれは「癖(へき)だね」と言われてもしかたない。自分の性癖丸出しじゃないか。勢いで書いた文章って怖い。
 
 
 
 本当は、もっと真面目な理由もあるのだ。この後、如恵留くんとTravis Japanを本気で好きになっていった真剣な理由もちゃんとある。でもそれを語り始めると話が取っ散らかってしまうし、時間もないのでとりあえずここまでで終わらせたい。
 
 そう、賛成コンが五日後まで迫っているのだ。最新のTravis Japanのパフォーマンスを浴びる前に、私のこの不確かで鮮明な記憶をまとめておきたかった。
 
 あー、配信楽しみだな。
 
 
 
 
 
 
2021.07.11. 18:00